Manualとはフロントを上げた状態で走るトリックです。

一見、ウィーリーと同じ様にも見えますがペダルを漕がずにバランスだけで

フロントアップをキープするトリックの為、上達するまでに根気のいるトリックです。

リスクは少なくBMXを始めた人でも気軽にトライ出来るマニュアル！

ゲットしましょう！

一番最初はフロントを捲り足を付く練習をします。

この練習をせずに捲れてしまうと地面に背中から衝突してしまい

かなり痛い思いをします。

一度上体を前に振りその反動を使って一気に後ろにぶら下がります。

 手に加わる力が軽くなった時が捲れる直前になります。

手に加わる力が軽くなったら両足を均等に前に蹴り出しましょう。

ペダルを蹴る反動でバイクを前に押し出し体の軸を地面を直角にして

着地します。

これを繰り返し、捲れるタイミング、足の蹴り方を体に染み込ませます。

ハンドルへのぶら下がり方は鉄棒をイメージします。

腕はまっすぐに伸ばします。

後ろに引くタイミングでペダルを前に蹴り出します。

ぶら下がる動きとペダルを前に蹴りだす動きが合わされば軽く

フロントが上がってくれます。

重心の把握は神経を一部に集中させることがコツです。

景色の変わる外よりも体の内側に意識を集中させる方が持続的なバランスキープには

有効です。

重心が後ろに行き過ぎたら膝を曲げて腰を前にだしフロントを引く力を小さくします。

膝を曲げる時はシートよりも前に腰を移動させるくらいのイメージで大きく動かします。

フロントが下がってきたら膝を伸ばし腰を後ろに引きます。

この時に肩を下げる様にするとより後ろに強く引くことが出来ます。

フロントを上げる時も下げる時もアクションを起こしてから効いてくるまでに

少し時間がかかります。

すぐに諦めずに粘り強くパランスをキープしましょう。

左右のバランスはハンドルの舵きりと膝を左右に動かすことでキープします。

前後と比べると大きくバランスを取ることは難しい為、マニュアルのスタートは

左右のバランスに気をつけて丁寧に引きます。

目線は特に意識をしません。

ぼんやりと数メートル先の地面付近に置いておきます。

捲れるのを抑えながらバランスをキープするよりもフロントが落ちない様に

バランスをキープする場合の方が粘りが効きます。

ど真ん中のバランスよりも気持ち前荷重よりでキープします。